なんのためにもならない（と思われる）備忘録
毎年方位取り＆お水汲みに出掛けている。
方位取りといえば開運だろうか。開運、運を開く、良縁に恵まれる、いいことありますように、まぁ色々
こだわっている割にミリ単位でのこだわりはなく出来る範囲で続けている。たぶん楽しそうだから、面白そうだからと続いている自分の恒例行事。
自分で行こうと思いつかないところに導かれることもいい。見ること聞くこと知れること感じられること出会いが広がる。毎年気持ちの良い場所に導かれている「気」がする。
開運、それは自分でどう感じるか、どう受け取るか
今回はここがいいよ、と珍しく場所の提案をいただいた。毎度方位内でどこにしようか悩むので、こりゃ有難い
宿を予約して水場の確認をして・・・
だがしかし、どこか「気」が進まない自分がいる
なにやら嫌な「気」がする
なにやらそこじゃない「気」がする
なにやら楽しいイメージせず「気」が乗らない
とまぁ、なんかなにやらと考えだすとなんかで線上（方位マップをみてね）でどこか私を呼んでいるところはなかんべかと探し出す。
たぶんこういうところですよ。素直に言われたことをやっていればいいものを素直に出来ず、あなたのそいういうところですよ。とどこかで声がする。
くくく、と我がことに苦笑しながら・・・おっ、ここいいじゃない！という気持ちの良さそうな場所を見つける。行くだけではなく水を汲みたいので汲める条件（場所や時間、安全性など）というのもあり、なかなか毎度苦労する。こういう下調べに関してはネットの世界に感謝。
気分が乗ってくれば迷いなく、宿を決めその際に寄りたいところをGoogleマップにマークしていく（これ半分趣味ね）余談だがGoogleマップのマークがスタンプで分類出来ればいいのにと思っていたら出来た、えっ前からそうだったのかな？まぁよい、私のマップはご機嫌である。
少々仕事をしてから早朝のお水取りに備え前日入り
宿に寄る前に水汲み場の確認・・・・なにもないところにある神社のようだが神社がない。Googleマップが示すところへ入っていくと民家。おばさま現る。で訊ねてみると「この先の森みたいな木がわさわさ茂っているところを入っていくんだよ」と教えていただき、わかりましたと深々無礼を詫び、御礼を告げ進むも・・・ない。
ないものはない。仕方なくホテルで聞くが「行ったことないですね」といいながらも丁寧に調べてくれた「ほぉ、確かにお水があるみたいですね、パワースポットらしいですね」というものの早朝、かなり森を入っていくようで、熊とか出る可能性もなくはないあるかもしれない。横浜からきたへんなおばさん一升瓶2本もって襲われるという終わり方もなんだか切ない。もう一度自分で調べてみたら登山のような装備をしている様子。私の足元スニーカーサンダル。なにか間違っている、完全に準備不足。これは指定された時間は諦めよう。なんでもかんでもきっちりかっちりやらなくてもなるようーになる。そもそもこれが素直に行動しない結果だとするならいい勉強だ。
もうね、半分水は諦めた。意外と諦め早い、ないものはない！熊に襲われるよりよい！これぞ開運！とかなんとか言いながら早朝の指定されたお水取りの時間は過ぎ朝食後にもう一度だけ湧き水検索
そしたらしたらですよ、いとも簡単にはじめにいこうとしていた場所が出てきた。あれ？私はどこで検索を間違えたのか？たどり着けないことには意味があるということか。これは面白い。こういった場所は地元の方が大切にされていることや日常の場所すぎてあまり詳しくは出てこないものだが、すんなり。これも吉方位効果！きっとそうだ。（こういうこじつけが好き）そしてそのサイト名は8の文字が含まれる。びっくりなのだ、ご縁なのだ、お導きなのだー！（もうすべてがお導き～とかこじつけることが好き）
お水取りの指定時間はとーっくに過ぎているが、そんなことはかまへんかまへんと早々にチェックアウトし目的地へ向かう。こっち方面もいいなぁ～とキョロキョロしながら森のような道をぐんぐん進む。
目的の場所は広大な畑に囲まれそこで働く方々に見守れながら見守りながら共存している神社
決して派手なつくりではないけれど4つの鳥居に守られ、樹々に囲まれ川が流れ小さな森の世界
参拝、そして少し散策をしそれからドバドバと湧き上がるお水を有難くいただいた。
途中自転車で水を汲みに来る青年。ささっさと水を汲みささっさと立ち去る。
私のようにわざわざ遠くからやってきて水を汲む姿は奇妙なことだろう。わたしが滅多に中華街で中華を食べないようなものだ。
無事お水汲みを終えるとなんだかとっても気分がいい。その後隠れた温泉へ
ほそーいほそーい道の奥、対向車お断りな道の奥にある温泉。隠れすぎて誰もいない、いないどころか無人。QRコードでチェックイン。
源泉ドバドバとってもいい湯、熊出て来そう、外の風が気持ちよい、いい湯だ。
熊は現れなかったが途中で隣の男湯から話声。湯を楽しんでいる、すげーいいなぁ～とか温泉好きがうかがえる（声でっかい）何事もないだろうけれど・・・壁はあるが男と書かれた暖簾と女と書かれた暖簾しかない。女湯だって難なく入れる作り
おばちゃんなんもないだろうけれど、疑うわけじゃないけれど、なんだか落ち着かず。静かにしていても外に車が止まっていることで誰かいることはわかる。ふむ、早々に着替えてちゃっちゃとまた対向車お断りの道を走り抜けた。すごくよいお湯だっただけにちょっと心残り。この辺りの日帰り入浴にしてはお高めな1000円。うぅ、この土地へのお賽銭だ。
その後あっち行ってこっち行って人生楽しんでるなぁって方々にお会い出来て美味しいもの頂いて帰る前に温泉寄って神社の階段で疲れた足を癒す。ここの温泉もシャワーの出が半端ない勢いで水の豊かさを感じさせる。山の上の露天風呂、心地よい。帰りたくなーいと後ろ髪惹かれながら今回の方位取りを終えた。
車でかなり上った先にある神社。正面は幅の狭い凸凹階段なので迂回コースで上っていく。安全第一
スケッチに訪れている方がたくさんいた。ここからの景色が雄大なのだろう。どちらかというと山そのものが独特な形状をしていて私なら見上げて描くかな、と描けないけれど。おみくじは「大吉」単純に嬉しい、よいご縁だったということかな。
家に着くまでが旅。ゴール直前にぽつりぽつり雨、天の気にも見守られよき旅だった。
今回の旅で出会うことが出来た方々に感謝、また会いたい訪れたい場所が増えたことに感謝、これぞ私の方位取りの旅
おわり
