縮こまっているのはスタート前の溜めである

2022年1月20日

大寒を迎え寒さぐっと厳しい時期、寒の特性「凝縮」凝り固まる、じっとして動かず、これは春に向けてエネルギーを無駄に使わず溜めている姿です。
植物はぎゅっと縮こまり温かくなり花弁を開くのを待っています。

「いつも笑って元気でいなければならない」から「しんどい」
他者と関わらず、黙々と無口に無表情でいい仕事ならどんなにいいだろうという人
「いつもひとりで黙ってひたすら作業しなければならない」から「しんどい」
スマイルゼロ円でも人と関わり人の喜ぶ顔が見える仕事ならどんなにいいだろうという人

しんどい悩みという点では共通していますが、行動としては正反対の悩みです。
自然にそれがなされていた時にはしんどくないのでしょうが自分の中で義務化し「○○でなければならない」と感じる時点でそうなれない自分がいて、自分の中で義務化したものが重荷になって心身を疲労させています。

好きで始めたことでも仕事となるとやらねばならないことあり、やりたくないことあり、苦手なことあり、物も人も自分の好み外のことももれなくついてくる。それはどんな職業にも多かれ少なかれあることでしょう。色々な仕事、色々な環境で働いてきましたが、完璧なものなどないですね。
それでもまぁ元気、エネルギーがある時は中心軸に付随するものとして対応出来ます。元気、気の元があれば食事によりエネルギーを作り出し、睡眠でリカバリーすることが出来ます。
心身共に疲れ切っている時、エネルギーを作る為のエネルギーもなく（と言ってもやせ細るわけでもなく）ぐっすり眠るだけのエネルギーもなく、そこにいることが心を乱し体が拒絶し様々な不調を引き起こします。
胸がざわつく、動悸がする、足がすくむ、眩暈、頭痛、耳鳴り、食欲不振、軟便下痢、腰痛etc.

重荷の積載重量は人によって異なります。「えっ、こんなの軽々だよ」とか「こ、これはびくともしないよ」とかね。他人が計れるものではないですね。
だから重い、重たすぎる、なにかと他人の芝生ばかり青く見えたり、出来ないことの言い訳ばかり探して縮こまっているのなら充電、メンテナンス、リニューアル・・・兎にも角にも荷を少し降ろして縮こまって休むことが必要な時期。

家庭、家族関係、職場環境、色々取り巻くものはあります。全て捨てるというのではなくひとつ、小さなことでもいい自分の中でがんじがらめの義務化していること。ひとつ手放してみる。勇気がいることでしょう、それでも壊れる前に「〇〇でなければならない」から少しだけ解放してあげる。出来ない理由は恐らくいくつもある、探せばある。ならば探さない。

今季節は蔵する冬ですが、自分にとっての冬は季節を問わず訪れることでしょう。人生はエネルギーを蓄え芽吹き花を咲かせ実をつけそして枯れるの繰り返し。ずっと縮こまってもいられず、ずっと咲き続けてもいられず。人は造花ではないですからね。

しんどいなぁと感じたら元気を生み出すお手伝い致します。

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