【夏が旬】邪鬼を祓う桃

2018年7月17日

日本で一番気温を記録した岐阜へ所用の為行ってまいりました。
暑かった。街を歩いても人が見当たらず。。。

気温３８度体感温度４８度でしたが戻った際、横浜の方が日差しがキツカッタ。
もぅーこう暑いとどこへ行ってもあまり変わらない、そんな気がします。
どうかどうか皆様、倒れないようにお過ごしください。

桃は実・種・葉も使われています

ぷりっといかにも美味しい桃。デザートとしても人気ですが、桃を使った洋風そうめんなんていうメニューもあります。また花の部分は白桃花・生薬、種の部分は桃仁・生薬として使われるということですが、そのまま食べればいいというものではなく効果も強いのでこの辺りは専門家にお任せしましょう。
そしてここ数年カーチャでは汗をかいた後は濡れたタオルやウェットティッシュなどで拭いておこう！（濡れていることがポイント）を推奨しているので実行しているよ！という人は汗との付き合い方も上手になり肌の状態もよい方が多いのですが、どうしても蒸れる条件下でお仕事されている人（作業着など）やまだ汗との付き合い方がうまくいっていない人は“汗疹”に悩まされたりします。
そんな時おススメなのが桃の葉入浴。桃の葉をお茶パックに適量入れてポイっとバスタブに入れるだけ。我が家もベタベタ汗かいたなって日にはポイっといれております。

桃が不老長寿と言われるわけ

（古事記）黄泉の国へいったイザナミを追いかけていったイザナキ。しかし醜い姿に変ってしまったイザナミを見て逃げ出してしまうイザナキ。イザナミは魔物と黄泉の国の千五百もの群生をイザナキに差し向けて追いかける。イザナキは地上と黄泉の国の境界にあった桃の木に生っている桃の実を三つとって投げつけたところ追ってはたちまち退散した。その時イザナキは桃の木を見上げながら「お前が私を助けたように、葦原の中つ国の人々が苦しみにあっている時には助けてやってくれ」と告げ、以来桃には邪気（邪鬼）を祓う力があるとされた。

陰陽五行の色体表で五果とあり、

木－李（すもも）

火－杏（あんず）

土ー棗（なつめ）

金ー桃（もも）

水ー栗（くり）

とあります。五行と五臓と五味と合わせると金ー肺ー辛ー桃？？？
んーーわかりません。
桃に関しては上記の古事記の話から邪気を祓うものとして鬼門（北東）を剋する南西側の象徴として？という話でもあります。桃太郎の話はこの流れから出来上がったお話というのを聞くとなるほど～と思います。

金ー西ー桃ってこの関連性は？です。五行の関連性はすべて丸っと繋がるというものではないのですよね。（わかりにくいところだよ）

まぁ確かに桃の葉は肺と関連する肌を助けますし、肺と表裏関係の大腸を潤すともありますのでふむふむ昔の人が体験から得た知識を今はあれこれ分析して確認しているということなのでしょうかね。

毎日暑い、どうやっても暑い。何を食べたらいいのかを考えるよりも何が食べられるかという食欲不振の方も多いことと思いますが、水もの汁物、冷たいものばかりでは消化器を弱めてしまいますます食欲低下につながりますのでお気をつけくださいませ。
あまり食欲がない時には数回に分割してちょこちょこ食事するのもよろしいかと思います。

この夏を乗り切ろうを合言葉にあなたの身体と向き合います。