更年期シリーズはじめました。前回は現代医学の視点からみた更年期についてのお話
ひとりの人生にひとつの物語あり。
更年期ステージと東洋医学
現代医学とは異なる独特な言語を使う東洋医学の世界。更年期とはなんぞやと語る前に物語のはじまりをみていきましょう。
精という存在
更年期という人生のステージは人生のひと幕。更年期は第二幕の後半、第三幕へのプロットポイントではなかろうかと考えます。物語は切り取りでは語れない。まずは物語のはじまりから
物語のはじまり、人の誕生は両親から精を授かるところからはじまります(受精)。
先天の精といい元気の素であり、精の充実は発育、成長、生殖に深く関連します。ハイハイはじめの一歩そして走り回り背が伸び生長していきました。ひょろひょろだった髪が艶髪となり小さな歯が伸び自分で食物を噛み砕くことが出来るようになりました。泣くことで伝えていた意志を言葉にして伝えられるようになりました。これら「精」の恵によるものです。そして私たちは「精」(先天の精)に加え呼吸と飲食から得られる栄養「気血水」(後天の精)により未熟な状態からすくすくと成長成熟し人生という物語を歩んでいます。
カラダは成熟を迎えた頃、「精」はだいぶ消費済みです。もらいものですから。成長成熟ここまで育ててくれてありがとう。
更年期というライフステージを迎える頃には「精」は消耗され、加齢による・老化といわれる自分と向き合うことになります。
「精」からの自立
ありがたいね「精」ありがとうだね「精」
更年期にもなると「精」ってやつが少なくなってういる時期なんだね
ググってクリックって買えないのかな
ググってクリックとはいかないのよ。
あなたの「精」は両親からもらったものだから
もう貰えないんだ
そうね、もう貰えないわね
か、悲しみ
悲しいわね、悲しいけれど人生という舞台にはそういった節目があるのよ
生まれてすぐは母乳を貰っていたけれどそれとサヨナラする時ってあったじゃない、自分で養うの第一歩
更年期も自分で養うを意識する時だと思うのよ
更年期になるとそれまでカラダを支えるエネルギーのひとつである「精」が少なくなってきます。成長~成熟までは飲食・睡眠・休息など気に留めずにこれが私の生きる道などと過ごしていませんでしたか。私はそうでした。寝ない食べない休まない・・・「バランスのよい食事?」なんじゃそれ。それでもなんとか過ごせていたのは両親からいただいた「精」というエネルギーが助けてくれていたからです。
更年期を迎え、段々と無理が・・・利かない。無理の垣根がめちゃ低い。
さて「精」という支えを失っていく今、ここからどうするか。どう生きたいか。それを問われるのが更年期
どうする?こうねんきー