お正月の暖かさも5日目には1月らしい冷たい風に変わりましたね。
暖かかった分、肌表も油断しているので寒にスイッと入り込まれないようにご用心ください。
自然界に存在するものを五つに分類し、人体もそれに対応して五つに分類する古代哲学です。
五季の分類で冬は水に属し、五臓の腎に対応しています。
冬は寒いので冷たいものの代表である水に充てられたのでしょうかね。
冬になると腎が弱る。というわけでもないのですが、腎は陽気(温める気)を担っているので外の寒気によって陽気が奪われると冷えの症状が現れます。普段から温める力が弱い人は特に影響が出やすくなるでしょう。
陽気が不足しているので足腰が冷える、着ても温まらないなどといった症状に悩まされるでしょう。
冬は特に自然界も陽気が少なく、自身にも陽気が足りない場合はホカロンをお腹と腰にダブル貼りしたりして補ってあげましょう。
お灸が使える人は腰にある命門(背)&関元(腹)のツボに施灸してあげるのもいいですね。
腎気の弱まりとしては
- 足腰が冷える、怠い
- 頻尿・多尿(尿色は透明)・夜間尿や明け方下痢しやすい
- 足腰がだるい、力が入らない、腰痛になりやすい
- 耳の不調
- 髪が抜けやすい、年齢にそぐわない白髪
- 骨折しやすい
- 驚きやすい・びくびくしやすい
などが見られます。
腎は受精時に両親から受け継ぐ気なので、年齢と共に減少し加齢症状でもありますが「あらお年の割にお若い!」という人は腎気が充実していると言えます。
充実するためにはやはり日ごろの食生活、季節にあった過ごし方が大事ですね。
冬なのに寒いのに、氷入りドンクとか注文していませんか?
生野菜バリバリ食べていませんか?
ジーンズから腰はみ出していませんか?
くるぶしこんにちはしていませんか?
シャワーだけで済ませていませんか?