毎日幾度か使う歯ブラシ、袋を開封して使い出した時はシャキシャキ軽快なブラッシングをしてくる。
ふと気づくと昨日まで感じなかった、やる気のないひしゃげたブラシになっていたりする。なんだか悲しい、モノには寿命がある。歯ブラシはその後ポイっとゴミ箱へ。そして新しいものに交換する。またあのシャキシャキッとした歯触りを届けてくれる。
歯ブラシもカラダも物体である。それぞれ消耗する。一体何が違うのだろう。人間はなぜ古くなった部分をポイっと捨てられないのだろう。悲しくも愛おしい。
ライフステージ
ひとりひとりの人生それぞれに物語があり。カラダは生長期、思春期、成熟期、更年期、高齢期と刻まれあなたを支えています。
女性の場合、月経があり女性ホルモンの変化と関連させて示されています。
現在進行の人もこれから迎える人もちょっと気になる更年期。なにが起きるか更年期。
更年期とは
更年期とは閉経年齢が50歳前後とし(平均的に)その前後数年ずつの約10年間性ホルモンの変化する45歳~55歳頃を更年期といっています。
更年期には卵巣の機能が低下し女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に低下することでホルモンバランスが崩れ個人差はあるが月経周期の乱れやその他心身に様々な不調が現れる。この不調を「更年期症状」といい仕事や家事など日常生活に支障をきたしてしまうほどの重いものを「更年期障害」という。
更年期に現れやすい症状
頭痛、めまい、不眠、不安感、イライラ、気力低下
ほてりのぼせ、動悸、息切れ、発汗、寝汗、むくみ
ドライ症状(口、目、皮膚)
肩こり、腰痛、背中の痛み、関節痛、痺れ
尿失禁、性交痛、性欲減退 など
更年期症状への現代医学療法
ホルモン補充療法
漢方薬
プラセンタ療法 など。
現代医学では更年期に体感する症状を女性ホルモンに視点をおいて対応してくれています。
詳細については専門医にお尋ねください。
更年期って明るいイメージがなくて暗雲立ち込めるって感じ
ふふふ、更年期は人生のステージのワンシーンよ
枯れない花はないっていうじゃない
更年期はプロットポイント
物語は三幕に分けられる。第一幕、ここで主人公(自分)の土台が語られる。第二幕で外部刺激を受け入れたり対立したり時に躓きながら歩み成長の階段をのぼり頂上付近に到達。第二幕後半第三幕の手前、頂上から歩んできた道を振り返る。それまでの出逢いや経験の結果が見えてくる。さぁここから下り坂だ、下り坂人生最高!ともいう。上るよる下るほうが楽だという。しかし、下り坂は意外と膝や足首を痛めがちだ。なぜならそれまでの自分という重みがずっしりと乗っかってくる、それを支え歩んでいかねばならない。どうやってこのカラダを支え軽やかに下っていくのか。ゴロゴロと周りの景色を楽しむことなく落ちていくのかしっかり地を踏みしめ周りに咲き誇る草花を愛でながら下っていくのか。
更年期は第三幕高齢期を迎える前のプロットポイントでもあり、この先の人生がどう展開していくのかストーリーを前進させる時期なのかもしれない、と考える。
人生って物語
更年期は病気の期間ではない、更年期だからと甘えられる期間でもない。喉元過ぎれば熱さを忘れるって時期でもないのよね。物語の一部なのよね。
カラダに変化を感じる時でもあるけれど歩んできた道をを振り返ったり少し先のことを考えたくなる時期でもあるよね
第三幕、どんな自分がどんな風に過ごすのか
理想妄想を現実にするためにカラダはついていけるかってことは大事よ
AIが演じるのではなくてあなたが実際ステージに立つのですもの
更年期に対するイメージ、捉え方も色々でしょう。愛でるん的「更年期」を考えていきたいと思います。
つづく