冬なので五季の冬と関係する腎の性質についていくつか考えてきました。
腎、解剖学的腎臓のイメージだけで考えると少々理解に苦しくところですね。
五臓の腎の難解さは「精を宿す」というところかもしれません。
精とは両親から継承するもので、受精した時点で腎に宿りその後の成長の源泉となるものと言われています。
生長に伴い成熟し、加齢とともに減少していく。
腎精、腎の機能を広く指して腎気と表現しますが、腎気の充実は誕生から成長にとても重要な役割を担っています。
成長に伴ってひとつひとつ出来ることが増えて知恵もついていき、成熟しその後あれ?っと今まで難なく出来ていたことが難しく感じられてきたりする。これが腎気。
両親から受け継いだ「気」ですから年齢と共に徐々に減少し、機能も減退していくことは致し方ないこと。
年齢に伴う諸症状はあるものの、なんとかやりくりしてココロとカラダを守っていってあげたいと願うばかりです。
もともと誕生時に授かった腎精は成長と共に減少していきます。
誕生後は食物によって補っていくもの。エイジングケアに食事は不可欠。
美しくいたいが為のダイエット健康の為のダイエットが加齢速度を増してしまわないように。。。
肉も魚も野菜も自分の歯でしっかり噛んで取り入れてエネルギー補充しいくことが大事。
年を重ねると自分自身もそして周囲でもなんやかんやの体の不調や病気に出会うことになります。
知らんぷりしていても下降はする腎気、パーフェクトな状態は無理でもどう向き合って付き合っていくか。。。
五臓は単独で存在するものではなく互いに助け合って補ったり歯止めをかけたりしてバランスを取っている。
腎気の減退も他に助けてもらいつつ、バランスを保っていけばいいのです。
人間、年を重ねると他者にお世話になるように出来ているのだなぁーとしみじみ。
*このブログアップしたつもりが一時保存になっていました。何か気になるところがあったのでしょうが、読み返さずアップしてしまいます。