春は芽を出しすくすく伸びるスタートの時期
日本は春がスタートというイメージがあります。学校のスタートを秋にしたらいいのでは?というご意見もありますが、自然界のリズムでいくとやはり春なのではないでしょうかね。
季節や暦などに関することが時代と共にイベント行事のひとつにすぎないものになっていくのかもしれませんが、カラダはやはり自然界の一部であり自然リズムを意識して過ごしていきたいものです。
春はやる気ぐんぐんの季節です。春に備えてバランス整えていきましょ♪
カラダのタイプを単純に2分化してお届けします。冷えタイプと熱タイプ
冷えタイプの春への準備(陽気不足)
寒さに敏感でお腹や腰のあたりがすぅーすぅーするとか太ももから下が冷たくて温まらない。
カラダを温めるエネルギーは自体が不足しているタイプ。自然界はまだ陰が優勢の時期ですし、自分の陽気エネルギーが少ないので冷えを感じることでしょう。
その1-外から対策としては腰や下腹部を温めます。腹巻・貼るカイロで日常はカバ―しつつ、お灸などをされるといいですね。お灸は腰のツボとお腹のツボ。腰は見えないのでちょっと上級者向けですが、お腹はやり方さえ覚えてしまえば難しいことはありません。
その2-内側からもケアしていきましょう。食事は体温以上の状態で口にする。これを習慣にするだけで随分と違ってきます。
体温を上げて免疫力アップ!と温活に励んでいると思いつつ朝食に生サラダや果物やヨーグルトなどを摂っているとなかなか温めエネルギーは加算されません。朝いちばんまだ消化力も十分働きモードになっていない時間帯ですので、冷たいもの生食などの摂取は控えたいところです。温めるエネルギーも食物を材料として得られるので口にするもの大事です。
むくみを感じている人は温める力が不足して水の処理が苦手になっています、水分の摂りすぎにご用心。「寒いから温かいものを飲んでいます」という人も多いのですが、温かい飲み物でもカラダの中に入って処理しきれないと(使えない)水分が増えて結果水浸しで冷えるということになります。冷え性の人は夏場のようにカラッカラに喉が渇くということはあまりないでしょうから潤す程度でよいでしょう。
その3-主に下部に冷えがあるということは足腰のエネルギーが不足して弱っていますよというサインでもあります。腰が痛くて・・・膝が痛くて・・・と言う日をそう遠くないうちに迎えることになるかもしれません。そうならないように、激しい運動(では傷める危険があるので)ではなく今までより少し多く歩く。走るではなく歩く。運動というといきなりハードチャレンジする方も少なくないのですが、エネルギー不足の状態でいきなりハードチャレンジは無理です。挫折を余儀なくされる可能性がありますので、歩くことを意識していきましょう。
熱タイプの春への準備(陰血不足)
今回の熱タイプは真夏のメラメラ燃える熱ではなく、潤す、鎮めるものが不足して相対的に熱が過剰になっているタイプです。この場合、ほんのり熱いという特徴があります。
例えば顔だけ熱い、首だけ熱い、頬だけほんのり紅い、手足がほてるなど
この場合は冷やすというより不足分をプラスしてあげる。
不足分は潤すものだったり、血液になるものだったりです。食事ですと野菜類や肉、ナッツなど
女子は月経もありますし、毎月血不足は否めません。またPCやスマホなどで血を毎日毎日消耗していますし、なにかと尽きない悩みやストレスフル社会も血や潤いを消耗しています。
食事の質は大事です。たーんと野菜を摂れるゴロゴロ野菜スープや鍋ものにしてついでに骨付き鶏や豚足で出汁を摂ればプルプル潤うことでしょう。
そして上がった熱気を下ろす為に足踏み・竹ふみ、腹式呼吸はおススメです。
冷えタイプも熱タイプも単純なことですが、タイプによってやることが違うので自分のタイプに合わせてバランスを整えましょう。
自分のタイプがいまいちわからない、辛い症状に悩まされているということでしたらご相談ください。
鍼灸治療・鍼灸セラピー カーチャ
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