気温が下がった割に蒸し蒸しして暑い。わざわざ足を運んで頂く商売をしていると天気天候が気になります。暑いので一層のこと猛暑の時期は休院にしてしまおうか?とか思うこともありますが、とんでもない条件下でないならば人が何かと向き合う時、そこへ向かうという意志も個人に変化をもたらすと考え、今日もカラダづくりのツボ選び。
秋ナスは嫁姑戦争勃発となるのか?
“秋ナスは嫁に喰わすな”
「美味しい秋ナス、嫁なんぞに食べさせるには勿体ない」という解釈と「ナスは種が少ないので子宝に恵まれなくなる」または「ナスはカラダを冷やすので嫁の妊活に支障がある」という嫁想いの解釈があります。
勿体ないから食べさせないはいじわる姑そのまま。昔はこういう話結構あったのでしょうね。
子宝に恵まれないから食べるなというのも子供を持つ持たないを外野からわいわい言われるストレスと取ると距離を置きたくなります。
妊活中の嫁ならば、なるほどいいこと聞いた、流石お義母さまとなるか?そっとしてほしい嫁ならばいちいち口を挟まないでとなるかもしれない。
ナスで嫁姑戦争勃発⁉なんて悲しすぎますものね、美味しく仲良くナス頂きたいですね。
そんなナス
旬は夏、効用は熱を冷ます、水分代謝を改善する、血の通りをよくするなど
暑い夏にはぴったりの食材です。
秋ナスは冷やす作用が強まるため上記のようなことわざが生まれたようです。
年長者の言うことには従うべし?かな。
現代では一日中エアコンの効いた部屋で過ごすことも多いので冷えを感じる方はバクバク食べると益々冷えに傾くのでご用心。
ショウガやネギ、唐辛子などの温める食材と組み合わせるといいですね。
暑くて水分ばかり摂って夏バテ食欲低下などの時にはマーボーナス豆腐などはいかがでしょうか?くれぐれも激辛とかにはしないでね。
独特の色味はナス紺と言われアントシアニンの一種であるナスニンによるものとか。
ナスニンにはコレステロール低下作用もあるのでメタボが気になりだすアラフォーアラフィフ世代はナス紺色の皮をむかずに丸っと食べましょう。
個人的なナスとの付き合いはしぎ焼きか薄出汁煮。なぜならナスニンが艶々になるナス+油の組み合わせにするとうぉーっと手を突っ込んで掻きたいくらいの痒みが出るのです。子供時分からなのでいつもさっぱり頂いております。
アンチエイジングには黒い食材?
五行色体表では五色「青・赤・黄・白・黒」とあります。
生殖機能・アンチエイジングと関連する五臓の腎と対応する色が黒の為、アンチエイジングには黒色の食材を取ろう!と言われナスも黒の仲間として登場したりしますが、黒=腎とは限らずナスの帰経(どこの臓腑にはいるか)は脾胃・大腸とあります。黒豆のように黒くて帰経が腎ということもありますけれど必ずしも色=臓腑とは関連するとは限りませんのよね。
はぁー夏バテ~と言ってアイスガリガリしていてもバテは解消されませんので、季節に合ったもの体調に合うものを美味しく頂いてお過ごしください。