精は植物の種のごとく私たちを育て生長させるエネルギー。種に宿るエネルギーは限りがあります。もし私たち人間の人生が子孫を残すだけのものであったなら人生はとてもシンプルで短命に終わったことでしょう。私たちは食物からエネルギーを作り体を養うための機能を備えています。そして私たちは生殖という役割だけでなく自分の人生を楽しみ築くことが出来るステージを与えられています。
更年期は第二幕のプロットポイント
更年期というステージを迎えた時人生は下り坂、時の刻みはだいぶ終焉、老いへ向かっています。クライマックス第三幕を前にどう生きるかどう生きたいかそれが問題だ。そこを意識するか意識しないか。加齢が華麗か。
ここから育てる自分
私たちはこの地球で生きるエネルギーとして両親から「精」を授かり、食物からいただく「気・血・水」でカラダを養っています。更年期はその内の「精」が不足してくる時。確実にそれまでよりも支えるエネルギー値は下がります。
それは人生のクライマックスへ向けて肉体的にも精神的にも自分の力で生きろ!っということなのではないかと思うのです。東洋医学で考えるカラダを支える「気血水」は肉体、精神、思考、感情すべてを支えています。
ここからはじめるあなたの物語、「気血水」の充実、バランス意識していく時
ないものはない
更年期、あれこれ今まで感じることがなかった事象が現れます。女性ホルモンの不足が原因というのもそのひとつではあります。あったものがなくなっていく。ですが毎月訪れる月経、あれもなかなか厄介なものでした。そりゃ大事な精血を消耗しているのですから当然です。PMSや月経困難、色々制限されたりナプキン持ち歩いたりすっきりしゃっきり期間でもなく。それがなくなるとなれば、こりゃ意外と快適なものです。自分以外の命を育てるだけのエネルギーはない、ないものはない。ならばもうそこにしがみつかなくてもいいのではとも思います。
私たちには自分で作り自分で養う「気血水」をこれからも作ることは出来るのです。
カラダは気血水で養われる
更年期になる前からも私たちは食物で育てられてきました。といってもそんなことを気にするでもなくまぁまぁテキトーだったわけです。なんとかなっていたから。がしかし、この先はなんとかならないですよ。
その時、その体調に合わせて必要な食材をいただく
その時、その体調に不都合な食材はなるべく控える
動くように出来ているカラダを適度に動かす
朝起きて活動し夜眠り休息させるサイクルをおろそかにしない
気候・季節はあなたに見方はしないあなたが合わせていく
特別なことなないのです、難しいことではないです。材料を取り入れ巡らせ充電する。
だが、しかし人間は楽な方へ楽な方へと歩んでいくいきもの。そしてこれまでのカラダの歴史、習慣があなたをアンバランスにしているかもしれない。
ここは物語を進めていくためのプロットポイント。そう遠くはないクライマックスへ向けどちらへ進むか更年期、どうする更年期、そんな時期を迎えています。