明日は春の陽気になるそうですよ。
陽気といえば温めるエネルギーが増えるってこと。【寒がりさん】には有難い一日となりますが、【チークタイプさん】は体調に影響が出そうですのでお気をつけください。
補うタイプ
虚証ってやつです。必要なものが足りていないがため体調がいまひとつ。
カラダをつくる何が足りないとどんな症状が現れるのかみていきましょう。
気の不足タイプ【気虚タイプ】
気はエネルギー源です。気の働きは以下の通り
- 呼吸や発生を担う
- 心拍、栄養や血の流れを担う
- 血をつくる材料
- 全身に潤いを届け養う
- 体を保護し外からの邪気の侵入を防ぐ
- 発汗の調整、体温の調節
- 生命活動の源
気は物質であり機能でもあります。
これらを担う気が不足すると
- 声が小さかったり、ぼそぼそ。話すのが億劫
- やる気が出ない、疲れやすい
- ふら~としやすい(眩暈立ち眩み)
- 少し動くと汗をかきやすい
- 動くとすぐ疲れる、動いた後で症状が悪化しやすい
- 気温変化に弱い、風邪を引きやすい
- 内臓下垂がある
- 下痢しやすい
思い当たる方は気を補うタイプです。不足を感じたら補っていきましょう。
気を補うもの
温熱性
カボチャ、きなこ、栗、くるみ、黒砂糖 卵(加熱)大豆、鶏肉、ピーナッツ、松の実、もち米、レンコン(加熱)、なつめ、竜眼
平性
うるち米、エンドウ豆、黒ゴマ、黒大豆、さつまいも、さといも、しいたけ、じゃがいも、ハスの実、はちみつ、やまいも
寒涼性
あわ、大麦、キビ、ごま油、小麦、豆腐、バナナ
今の時期、気不足の方は寒がりさんが多いかとも思いますので、温熱性か平性のものをチョイスして召し上がるとよいでしょう。
寒涼性のあわや大麦、キビはお米混ぜる雑穀ミックスなどにも入っていますが、風邪を引きやすい、少し動くと汗をかきやすいという人はもち米も少量いれるといいですね。
気はカラダのエネルギー源であり、血を作る材料でもあり、潤い肌を作るためにも必要なものです。しっかり補っていきましょう。
気の不足タイプはあまり食べられなくてという人もいます。その場合は少量を回数分けて頂くといいですね。
特にお子さんの場合はまだ気が充実していないので一度にたくさん食べられない子もいます、その場合は間食をスナック菓子ではなくて豆をつかったものとかナッツを使ったもの、塾で夕食が遅くなるなんて場合は塾の前にカップラーメンではなくて小さなおにぎり(具入りで)を作ってあげるとか工夫してみてください。
気づいた時がはじめ時ですよー
お腹のツボにお灸
お臍の下に親指の幅1.5あたりのところが冷たかったり、へこっと力なかったり
ツボ:気海(きかい)
川ではなく海という名前がついているところですからね。そこだけ冷たい力がないというのはよろしくないです。お灸で気を補っていきましょう。
なんとなくお腹が痛いなぁーという時、この辺さすっていませんか?
なんとなくというのは足りないから、手で押さえたりさすったりするのは無意識に気を補っているということ。
気の不足タイプさんは周りの影響を受けやすいところもあり、いい情報があると「私もやらなければ」と追い立てられるようにやらなきゃやらなきゃと思いつつ、「やっぱり・・・無理」となってしまうことも少なくない。実際やろうと思えば思う程、頑張ろう頑張ろうと思う程カラダがついていかず、落ち込んでしまったりしていませんか。
あと一歩頑張りが効かないのは「気」が不足してることが原因かもしれません。
今年こそは〇〇をやってみたい・・・けど続くか心配。のならば気を補う食事が出来ているか?そもそも食事内容はどうなんだろうか?
2018 年はまだ始まったばかり、1月のうちにちょっこし見直してみましょう。
来年には年号も変わることですし、平成のうちに土台はしっかり築いていきましょう。