あれこれやることがある割には進まない、手際の悪さを痛感している健幸コンシェルジュともみです。
問い合わせをしたら営業時間が短縮されていて「営業時間は終了しました」と言われたり、注文した品物が不良品ではないかと問合せ作業をしなければならなかったり、新しいことを進めるためにあっちゃこっちゃ調整しなければならなかったり。
予約の調整やらカルテの作成やらやらやら。。。各担当者なんてものがいないひとり事業っていうのは気楽な分作業量はエンドレスです。
とはいえ、勤務中とは比べものにならないくらい心身共に元気でいられるのは中医理論・鍼灸で養生しているお蔭かと思います。
因みに勤務時代は木鬱土虚でした。(この件は四字熟語ですらっと流しておきましょう)
補うタイプ
虚証です。カラダの基本物質である気・血・水(津液)の不足がある状態を表します。
今回は血が不足しているタイプ
血の不足タイプ【血虚】
血は気よりもイメージしゃすいかと思います。あの血管を流れるあの赤い液体。誰しも1度は見たことがあるでしょう。
全身を栄養し潤いを与え精神活動を支えています。
現代医学で貧血と言われる女性は多いですが、そもそも女性は月経があり妊娠していなければ毎月血を排出し、妊娠すれば胎児を育てる為に己の血を与え続け、誕生すれば母乳で血を与え続け、と男性よりも血を消耗する環境にいます。ですから幼い頃から血を補う食習慣を身に着けている方がよいのでしょう。今度生まれ変わったら私は幼児期から補血女子になろうと思います。
血不足ですと
- 顔色に艶がない
- 唇が白く艶がない
- 爪が白っぽい
- 爪が折れやすい
- 髪に艶がない
- めまいがある
- ドライアイ
- 眠れない、夢が多く熟睡感がない
- 手足にしびれを感じる
- 月経量が少ない
- 心臓のあたりが空虚な感じ
- 不安感に襲われやすい
わかりやすい症状もありますが、胸のあたりがわさわさして物足りない感じがする、不安感に襲われやすいなど具体的に表現するのが難しいような精神症状が現れやすいのも特徴です。
「貧血です」とドクターにお墨付きを頂くなくとも血不足に思い当たる方はいらっしゃるはずです。現代医学と中医学との見方の違い。なので「そうそう、以前貧血と言われたことがある、けど今は大丈夫」という人も「貧血なんて言われたことがない」という人も今一度自分を観直してみましょう。
血を補うもの
温熱性
鶏レバー 羊肉 豚レバー レンコン(加熱)きなこ 黒砂糖 なつめ ピーナッツ(炒)
平性
赤貝 牡蠣 イカ 豚レバー さといも じゃがいも 黒ゴマ 大豆 ゼラチン
寒涼性
鴨肉 ごま油 ほうれんそう レンコン(生)
血不足の人のイメージのひとつに硬いというのがあります。
カッチカチの肩こり、カッチカチの石頭みたいな硬い頭皮、ガサゴソごわごわした肌など
血は液体成分で栄養滋養していますので不足すれば乾燥させたドライフードみたいなもの。
ドライフードには栄養があると言われておりますが、うまみは凝縮されるが栄養面ではどうなんだろうと疑問に思います。たぶんニンゲンの旨味は凝縮されていないとも思われます。
マッサージを主体として働いていた頃、カッチカチの凝りタイプの人は「強押しでお願いします」「がっつんがっつん押してください」といか言われた記憶があります。
始めたばかりの頃はカッチカチの人にこちらのカラダをボロボロにされたような気がします。
このカッチカチの凝りタイプは押しても押しても改善しないことでしょう。マッサージで凝りをほぐすというのは血行を改善するのですが、コリコリの筋肉の中に流れを改善する物質が十分でないのだからビーフジャーキーを揉んで柔らかくしようとしているようなものです。
ビーフジャーキーに血を補充して肉に戻すことは多分出来ませんが、ニンゲンさんは補えば戻れます。かつては柔らかかった肉に。
血の不足は筋肉的な問題だけでなく、思考や精神面、認知能力などにも不可欠なものですから「おっ、足りない」とドキッとした方は今のうちにせっせと補充しておきましょう。
現代社会は血を消耗させる傾向の生活スタイルになっています。意識して補充しておかないとあっという間にドライヒューマンになってしまいますよ。