2月も終わるのか~と天井を見ながら思う。だが今年は閏年なので一日ご褒美をもらえた気分でもある。今齢は一日多く楽しむ可能性があるということだ、よっしゃと起床。もし今しんどい状況下にいるなら、一日長い長すぎると恐らく恨み辛み毒を吐いているだろうが今は吐く毒はない。
きっつい状況下の時はあとどのくらい頑張ればいいのかと一日一日がとても長く感じていたなと思う。時間・空間、自然はいつだって同じように流れている。受容体の問題。自然は優しくしようとか癒してあげようとか寄り添ってあげるなどと恐らくこちらの都合は考えてはいない。そこで生きる我々の受容体をスイッチングして併せていく。我々人間はそこに生きる自然界の一員なのだから。
自然界の気は時に邪気へと変わる
先日の強風時、ビルの谷間にいたら転げる、飛ぶ宙に浮かぶちょっとした恐怖でした。丹田に力を入れて足を踏ん張るなんて、私の丹田力では到底及ばないくらいの暴風。
自然界に存在する気「風・暑・湿・燥・寒」これは正気。度を過ぎた、季節に見合わない(夏なのに気温が上がらない、冬なのに気温が下がらない、春なのに夏日、秋なのに長雨など)は邪気となります。また受け側の人間の状態によってもそれは邪気となり体になにやら不快なものとなります。優しいと思っていたあの方が突然豹変してしまうこともあるのです。風が嫌、熱いの嫌、湿気が嫌、寒いの嫌、乾燥が嫌。嫌うということはそれがあなたにとって邪気となりやすいものであなたに近いしいものでもあります。元々その性質を持っている影響を受けやすい類友のようなものです。
春と関連する気は風
五行色体表によると春と最も関連するのは風ですが風は一年を通して現れやすい気でもあります。
気持ちぃーと風に吹かれていたらスルスルと入り込まれて鼻水たらたら鼻づまりや頭痛、倦怠感、筋肉ぴくぴく痙攣、眩暈ということもあります。甘く見てはいけません。特に強風や暴風の時は注意が必要です。
風邪(ふうじゃ)への防衛法
どうも春先、風のある日、後日に体調がよくないなら
外出時はなるべく風に当たらないルートを使う風が侵入しやすい口や鼻(マスク)頭皮・耳(帽子耳当て)肌(袖のあるものを着用)などで防衛する。
日ごろからエアコンや扇風機、窓からの風などに直接当たらないようにする。
自転車やバイクなど風に直接当たるものは控える。
防衛力をアップするもの
カラダの防衛力(衛気)は発酵食品や椎茸、餅米などが補ってくれます。味噌汁や納豆は日本人のカラダに合う発酵食品です。白米に餅米を少し加えてもいいですね。
正気となるか邪気となるか
朝陽は美しく私たちを目覚めさせてくれます、夜空の月は一日の疲れを癒してくれます。しかし状況によっては朝陽は眩しすぎあなたをイラつかせるかもしれません暗闇に灯る月夜はあなたを不安にさせるかもしれません。
自然界はただそこにいる、そこにあるもの。時に正気となり邪気となる。あなたが自然界が与えてくれているものをどう受け取り、どう付き合っていくかなのでしょう。
このところの激しい気候でちょっと安定したと思ったらおやおやまたトラブル発症、と鍼灸治療の現場も落ち着かない2月でした。
自分を責めることもなく、今回ちょっと相手が悪かったということで前を向いて歩いていきましょう。前にしか進めませんからね。
みなさま春の特性を知り煽られず滞らず伸び伸びランランと過ごせますように。