70歳就業確保法案などが国会で可決され、2021年春には定年が70歳へと段階的に引き上げられるそうだ。国は年金支払えないから働いてね。といっているのかな。
勿論まだまだ働けるよ、仕事したいよという人にとって70歳万歳ではあるが以前介護の仕事をしている知人が男も女も60歳が分かれ目と言っていた。体力や精神力の別れ道らしい。干支ひと巡りすればカラダの細胞もひとしきりお疲れなのだろうし、いったんリセットして第二の人生考え直すというのも悪くはない。
先日「60歳を過ぎたので定年退職することにした」と知人から告げられた。個人事業主なので廃業届ということになる。追われない時間を過ごしたいというのが理由らしい。お疲れ様です。
30歳を迎える頃、鍼灸師という職業を選んだ理由のひとつが定年がないことだった。徹夜で働いていた自分が死ぬまで働くぞと息巻いていたとも思えない。でも仕事はしていたいという漠然とした理想があったような気がする。水族館の水槽の中でぐるぐる泳いでいるマグロ、止まると死ぬというマグロをみて自分の中のマグロを感じていたのかな。
仕事じゃなくて趣味でもいいかというとそうでもなくて、趣味だと面倒臭いなとかわからないからいいやとかゴールに向けてやらなければならないステップに障害があればそこで止まってしまう。仕事と名がつけば、ゴールまでのステップもなんとかせねばとなるので結果成せばなるものだななんて満足感がある。また仕事をベースにした出逢いや付合いはやはり互いが責任をもっているのであれとこれ、あの人とこの人によるミラクルが生じたりしてかなり楽しい。
そんなわけで、どうも定年を迎えるというイメージがわかず。自粛生活の期限付きひとり時間はよかったけれど、無期限ゆっくりした時間ってなにをするのだ?ゆっくりした時間の中で自分がしたいことは何か?などと考えていたらあっという間に時間と体力が奪われていく。
何事もそうだけれどその時ならないとわからないことがたくさんある。定年、何歳と他人から決められるものではないけれど、きっともういいよって囁きがどこからか聞こえてくる日くるのだろう。それまでは泳ぎ続けていられるように。
会社勤めで定年を迎えた方へ、「是非あなたの経験を生かして働いた方がいいですよ、ボケますよ」とついつい余計な悪魔のような推しをしてしまうので、60歳過ぎても仕事で使い切った体のメンテナンスにご利用頂いております。別に私の仕事をふやそーって魂胆ではありませんよ。
突発性難聴 メニエール病の鍼灸治療
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