春と五臓の肝
春と五臓の肝〈その2〉
前回までのお話~春と関連する五臓の肝は肝(キモ)の据わった指揮官 https://deuxiemkacha.xyz/20200224_spring_5zou_kan_01/5805/ 春と関連する五臓・肝の反乱 肝の据...
春と関連する五臓・肝の鬱滞
「ウィンターブルー」といい冬季うつ病と呼ばれるものもありますが、年が明け、暦の上では春を迎える2月(立春)頃になると気持ちが落ち込むふさぎ込む方も少なくありません。
- 気分が落ち込みやすい
- 疲れを感じやすく、動くことや外出することが減る
- 人の意見を聞きたくない、癇に障る
- 眩暈ふらつきがある
- 不安感がある
- 気が付けば「面倒くさい」と発している
- 楽しんで物事に対処できない
- 集中力の低下
- 自分は夜型!と夜になると動き出す
- 食欲が落ちるものの炭水化物が多くなる
- 月経が数か月空くまたはひと月に2回以上ある
五行・木と関連する五臓・肝の任務は心身をのびのびスムーズに運ぶこと。また心身の栄養源である「血」を蔵し、必要に応じて各所へスムーズに供給をすることも重要な任務となっています。肝の任務遂行にとっても「血」の充実が不可欠となっています。
食事による「血」の供給が少なかったり、消耗が過度になると五臓・肝の倉庫は在庫不足、肝自身の機能であるのびのびスムーズな役割もこなせなくなります。
肝の蔵血在庫不足では肝ののびのびスムーズが機能せず&五行・木に属する春、自然界の気の動き、のびのび成長モードについていけずのびのびどろころか鬱々ぐでぐでモードになることも。
モーモーモードになる前に
- 肝の蔵血を増やす
- 食事のバランスを見直す
- 夜の睡眠確保
- 目の使いすぎに気を付ける
- 夜は照明はワントーン落とす
- 夜は特にスマホ・PCなど画面から出る光を浴びない
- 必要事情に情報収集しない
【血を補うもの】積極的に摂っていきましょう。
肉類(冷えを感じる人は鶏肉、火照りや熱感のある人は豚肉)
まぐろ、いか、赤貝、あさり、あなご、あわび、うなぎ、鮭、しじみ、たこ、たら、ぶり、
ほうれん草、よもぎ、木耳、
アーモンド、カシューナッツ、黒ゴマ、松の実、ゼラチン
※赤文字は温性 青文字は寒涼性
【血を消耗すること】極力控えていきましょう。
- ストレス過度
- 思い悩む・思案
- 目の酷使
- 脳疲労
- 過度の発汗
- 出血 などなど
鍼灸治療・鍼灸セラピー カーチャ
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