待ちわびた桜が満開になったと思ったら激しい雨だったり、週末はぐーんと気温が下がったり。
春らんらん♪と思えば冬の冷たさ。。。
上がったり下がったり。。。
季節の変わり目はどっちへ行ったらいいのぉーと悩まされる時期です。
さてさて、中医学で春といえば五臓の肝の季節で、肝の作用である気の流れをスムーズにするという機能がなんらかの原因で妨げられると気の流れは停滞し、鬱症状が出やすくなります。(5月病と言われるものがこれですね)
停滞、鬱積すると熱が生じるので熱症状がみられたりします。(発熱とはちょっと違いますが)
なんらかの原因のうちよくみられるのがストレス。
病気の原因がストレスというのはよく聞きますが、ストレスとはなんともアバウトな表現ですね。
それだけに厄介なのがストレス。
人によってストレスになり得るものが違ってきますし、Aさんにとっては全くなんの問題もないものがBさんにとっては日常生活に支障が出るほどの要因になってしまったりします。
とはいえ、まったくストレスを受けないという状態は人類が誕生以降ないはずで、ある程度のストレスを受けて人は生きています。全く受けないということは全く刺激がないということで、それでは抵抗力のない空虚なものとなってしまうでしょう。
人は外部からの刺激を受けて成長と共に少しずつ刺激の閾値が上がっていくはずです。
“可愛い子には旅をさせろ”とはそういうことなのでしょう。
春・肝・ストレス
この関係性は身体を観る上でも重要です。
&今の時期、季節の変わり目というのも重要なポイントです。
ましてや最近のように冬なのか?春なのか?((((´゚ω゚`寒))))?。♪(*´▽`)ノ温?カメレオンのように外界変化に対応しなければなりません。
この外部の気候変化や気温変化に対応している気は「衛気」といいます。
字のごとく守る気、まず第一線で人体を外界の病気から守るのは皮膚や粘膜で衛気は皮膚、粘膜を強化しています。
衛気が不足すると、外部の環境変化への抵抗力が弱くなり、風邪を引きやすかったり、花粉症、皮膚疾患にもかかりやすくなります。
衛気の弱わまりは外部からの刺激がストレスになります。
それは風であったり、気候・気温変化、環境、音、着るもの(例えば制服など決められたものだったり)
心理的ストレスというよりも身体的ストレスといったところです。
もちろん、身体的ストレスは心理的ストレスにも繋がりますし、心理的ストレスは身体的ストレスを受けやすくさせるともいえます。
五臓のうちで人体の一番外側=肌と関わりあるのが「肺」で、外部からの刺激を一番最初に受けるところです。
春は風の多い季節ですが、思いのほか強風の日もありました。
風により衛気が吹き飛ばされたということもありますし、またもともと衛気が弱かった人は気候変化、気温差についていけず、外からの邪気を受けやすくなります。
そして影響を受けやすいのが「肺」です。
最近、喉風邪の方も多いですし、また皮膚疾患・アトピー様湿疹がみられたり、むくみがみられたりもします。
どれも衛気・肺・水などの関連です。
あーなんとなく身に覚えがある~(○´Д`)。。。
・季節の変わり目はいつも風邪をひく
・風にあたると不快(自然界の風、扇風機orエアコンの風)
・新しい場所や人が苦手
・寒くはないけれど、肌表面を覆っていないと不安
・ちょっと動くと汗をかく
などなど・・・・・
昔からある健康法、寒風摩擦はまさに衛気を強くしていたのだと思います。ごしごし皮膚がすり減る程にこするのは返って衛気を損なってしまいますので、手で優しくさするようにしてあげると衛気力アップになると思います。
衛気が弱いというだけならこの気を補うのに、餅や納豆など粘り気のあるものが助けになります。
衛気が弱って皮膚疾患やむくみがみられる場合は返って妨げになるのでモチモチ•ねばねばは摂らないほうがいいですね。
今の季節なら柏餅とか( ̄▽ ̄;)
なにやら風邪の方が多いので衛気を強めて元気にお過ごしくださいませ( ´ ▽ ` )ノ
雨に降られても、強風に煽られても、雷に打たれても、桜は強く生きています。
(元町厳島神社)
打たれ強いニンゲンになって、健康♪健幸ライフ♪