水を飲んでも太る

気・血・水 水のお話のつづき
前回は水=潤い不足のカリカリちゃんでした。
今回は“水停滞してまっせ”のお話

「水を飲んでも太る」という人がいますが、水を飲んで脂肪になっているわけではありません。
が、水の運行がうまくいかない人は「水を飲んでも太る」感覚になるかもしれません。
水は重いです。
ウォーターサーバー12リットルを持ち上げるのは毎回しんどくて、いつぎっくり腰になるかとひやひやものです。
余計な水をカラダに抱えていたら、そりゃー重い
なぜ水をさばけないのか?

水の働きと関係する臓腑は主に肺・脾・腎です。
これらの臓腑が弱まると水がどこかに停滞します。

肺が弱いと、主に上部に水が溜まり易く、喉に痰がゴロゴロしたり鼻水ずるずるしたり、瞼が腫れてビューラーに挟まって痛たたたとか顔がむくむとか

脾が弱いと、お腹の中で水が動く音ゴロゴロしたり、軟便だったり、喋っていると口の端から唾が漏れたり

腎が弱いと足が浮腫んで押すと凹んだり、お小水が出にくかったり、腰や足元がダル重だったり、冷えたり

などなど
どこにしてもなんとなく重だるいというのが特徴です。
水を飲むことが美容や健康にいい!と言われても、水停滞さんは実は水を飲むのがとってもしんどいかと思います。
口は乾くけれど、喉が乾いてゴクゴク飲みたい!という気にはならないのではないでしょうか?
でもでも、モデルさんたち水を一日2リットル飲んでお肌プルプルなんて言われると、飲まなければヾ(´・ω・`)と無理して飲んでいる人もいるようで、ますますダル重が進みます。

水停滞症状が見られる人は、まずは喉が乾かなければ無理して水分を摂らない。
潤いを生み出す食物は積極的に摂らない

どうしましょう(。´・o・`。)???
水停滞さんは、まずは使えない(停滞している水はもはや綺麗な潤い成分にはなりません~)水を出しましょう。

うりうりうり ウリ科
胡瓜、しろ瓜、冬瓜、ゆうがお
緑豆春雨、小豆、とうもろこし(のひげ)
玄米、はと麦
昆布、海苔、わかめ
などなど

食事の際に意識して摂りいれてみてください。
また気も不足しているので一緒に気を補うものを摂りたいところ。
「水を飲んでも太る」と言って食べない選択をするとますます気が不足して、ますます停滞しやすくなります。

炭水化物は白米ではなくて玄米にして、よくよく噛む噛むゆっくり食べる。
温かいものを摂る。
生ものは食べない。
スープや味噌汁など汁物で摂らない。
などなど、

上手に水を追い出して、巡れる人になりましょう。
既に外は湿気に包まれているので、水を溜め込んでいると外から内からどっしりと水の重さを感じて動きたくない。
気持ちはわかりますが、気を補いって激しい運動ではなくウォーキングなどで停滞しているものを動かしてあげましょう。
何もせずしてカラダは変わらない!
うるうる綺麗な潤いを手に入れる為にはまず、滞った水を追い出しましょう。
今年の夏も、ジメジメして夏嫌いなんて言わずに、
夏を大いに楽しみましょ(*^^)v

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