まだ寒い。。。

お日様出れば結構暖かな日中ですが、日陰や朝晩はまだまだ冷えます。
最近になってじんわりと体の芯の冷えを感じることもありますね。
気分は春♪なものだからちょっとした隙を狙って寒邪侵入!なんてことのないように気を付けたいものです。
中医学で病気の原因のひとつに六淫があります。
風・暑・湿・燥・寒・熱(火)
これらは自然界の気候変化であり六気と呼ばれています。
が、ある条件のもと正常な気が邪気・六淫へと変わります。

今主流の寒邪の特性は
1)寒は陰邪で陽気を損傷しやすい
寒は陰性のもっとも強い邪気、相対関係にある陽気を傷つけます。
身体には衛気という陽性のバリアがあり、これにより外からの邪気の侵入を防いだり、肌表を温めたりしていますが、この衛陽を襲われると、「なんだかゾクゾクする」といった風邪の引き始めの症状が起こります。
また寒の侵入経路は体表ばかりでなく、直接中焦を襲い臓腑を傷つけることがあります。
すると、下痢や嘔吐、冷えて傷むなどの症状が現れます。

2)寒は凝滞しやすい
凝滞とは凝結・凝集という意味があります。
寒さによって気・血の流れを滞らせてしまい、「通じざれば則ち痛む」と言われ、局所や関節部に激しい痛みを感じることになります。

3)寒は収引しやすい
収引とは収縮して牽引するという意味があります。
寒い中にいると身が引き締まるのを感じるとと思いますが、これは肌表が寒により締められるからです。
寒がすでに侵入していると体表はゾクゾクと寒く、発熱するが、汗が出ないということになります。
寒が血管に影響すると、締め付けられるような頭痛がしたり、手足先が紫色になったりします。
子供の頃、指などをきつく締め付けてそこから先が紫色になってしまったのを経験したことはありませんか?
ああういイメージです。

と、寒が邪気になってしまった状態ですが、原因は寒・冷えにあるので、温めて治します。
なんとなくゾクゾクするという初期段階の時は生姜茶などを飲みじわっと汗をかく。
こうすることで体表に居座っている寒邪を追い出します。
生姜=ひたすら温めると思われがちですが、生姜茶などに使う生の生姜は体表を温め、発汗を促します。
なので、あまり摂りすぎると汗と共に気や津液(潤い)も消耗しますので、ご注意ください。
すでに体表を過ぎ、内部に侵入してしまった場合は、この方法ではもはや手遅れです
(ノω・`o)ザンネン

たかが風邪も長引くと慢性化してしまうので、早めの対処をお薦めします。
最近、特に雪の後、雪かきやら雪の上を歪んだ姿勢で歩いたということもあるのでしょうが、
いつもと違うカチカチさんが増えています。
寒の影響もあるのだと思いますよ。
入浴剤も色々な種類が出ていますし、お気に入りのもので夜は温かいお風呂でリラックスしながら温まるといいですね。
やはりシャワーだけでは・・・・
身体が物足りない(;;;-ω-)ノと言っております。

健康で健幸生活♪

シェアする

フォローする