GWも終わり、「あーまた仕事だー」という人、「あーやっと会社行ける~」という人。
みなそれぞれのようですな。
「あーやっと会社行ける~」という人は家族サービス120%!でちょっといつもとは違うお疲れモードのようです(笑)
仕事や学業あって、たまにこうしたお休みというメリハリが人間さんにとってはいいリズムなのではないでしょうかね。
さて、楽しく大型連休!とはいかず、連休前から風邪を引いてしまった方。
目立った症状からは解放されたけれど、まだなんとなく本調子ではなく、「食べれるけれど、以前のようにモリモリではなく、口が苦いです」
とのこと。
これは食事をしてもあまり美味しくないですね。
もともと食事があまり摂れず、鍼灸治療を開始して、家族も驚く程モリモリ食べれるようになっただけに、また元の状態に戻るのではないかと心配なご様子。
この状態、まだ風邪が完全に治りきっていない状態です。
病邪の侵入は表・裏があり、風邪の引き始めは病邪が身体の表面にいる状態。【表】
この場合は発汗して治したりします。
でもこの状態は長くなく、すぐに身体の内側に侵入してしまいます。【裏】この場合は病邪の性質により治療方法が異なります。
また半表半裏と言って表と裏の間をうろうろしているって場合があります。
表から入った病邪がまだ裏にまでは到達していない、または裏の入った病邪が表に向かっているものの、まだ表にまで到達していないという状態です。
微妙~ですね~
この方の場合はその他もろもろこの半表半裏の状態。
この場合の特徴的な症状として
・往来寒熱:熱くなったり寒くなったりと忙しい
・側頭部痛
・頭がぼぉーっとする
・ふらつき
・食欲不振 食べると胃が重い
・悪心 吐かないけれど、気もちが悪い
・胸のあたりがざわざわする
・喉が渇く
・口が苦く感じる
などです。
寝込むほどの発熱もないしとついつい通常の忙しい業務に追われてしまいそうですが、この微妙な段階が悪化させるか治せるかというところなので、無理をしないで休めるようなら休む、といっても休めないという場合でもテケトーに手を抜くというくらいがいいです。
たかが風邪、されど風邪です、長引くと結構めんどーなものですからね。
この方も自分の身体を休める時間がない程お忙しい毎日。。。あとちょっとのところで病邪が抜け切れないのでしょう。
鍼灸でも風邪を引いている場合は風邪の治療を優先させます。
が、風邪の治療って難しい~ですの。。。&症状に合ったお食事をお薦めしています。
空咳でごほごほしているのに、スパイシーな物食べたり、食物繊維たくさんとったり(便秘になりがちなのでつい食べる)すると治りが悪くなるので、やはり食事は大事なんですよね。
最近は日中は暖かいのに、朝晩冷えるということが多いですね。疲れているとこういった気温差も邪気となり風邪を引きやすいので、しっかり睡眠を取り、季節にあった食事をとって元気にお過ごしください。