【CINEMA】エリック・クラプトン~12小節の人生~

少し前のことになりますが(自分メモ)新年早々観た映画「エリック・クラプトン~12小節の人生~」

エリック・クラプトンはいいおじさんになった頃に聞き出したのでクリーム時代とかは存じ上げず、若い頃の美しいお顔にちょっと惚れ惚れ。そしてTears In Heavenまでの道のりが衝撃だった。
表現の才能を持った人というのはなぜにこうも激しい人生を送るのだろうか。感情というものは昇りつめて火花を散らせるかどん底の暗闇に落ちた際にとてつもないエネルギーを生じるということか。人は人生の中で居場所を探してさ迷いながら生きているとしたら、妥協を許さないことの宿命が芸術なり音楽なり形となって現れるのか。平凡こそ幸福などと言っているものには味わうことのない感覚。生み出すものとそれを称賛する人がいるから成り立つのだろう。

姉と思っていた人が母であったり求めても拒絶されたり、恋愛で追い求めた女性『いとしのレイラ」が離れていく苦悩だったり、ドラッグ(コカインを吸引する姿は生々しすぎた)、アルコール
その姿をドキュメンタリーで映しだすことに何を求めたのか。

エリック・クラプトンは自身が亡くなってから自分の知らないところで語られるのではなく生きている時に自分の目でみたかったと語っていた。
彼は太陽に近づきすぎて燃え尽きかけたものの、悲しいことに失った息子によって息を吹き返したのかもしれない。

4歳でこの世を去った息子から届いた手紙「またパパに逢いたい」から生きることに向き合い生まれた曲Tears In Heavenは美しい。
最近感じるのは「美」は生と死の間から生まれるのだろうかということ、この作品もそのひとつ。

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