土地が変わるとのつづき・・・です。
もったいつける程のネタじゃないだろう~( 一一)pマァーマァー
その1:アトピー
西の方から横浜へ引っ越してきてからアトピー症状発症
もともと肌の弱い方ではあるけれど、横浜に来てから症状悪化したとのこと。
で、色々考えてみました。
状態がカサカサお肌であり、梅雨や夏の方が症状が楽、熱を持ちやすいということでしたので、陰血の不足により肌が栄養されていない状態です。
カサカサお肌の状態は粗い網戸のようなもので衛気が弱っています。
衛気が弱まる原因は食事とか必要以上に汗をかくとか風に吹かれすぎたとか気の不足とか色々ありますが、もと住んでいた場所よりも横浜の方が風を感じるということにご本人が気づきました。
もともと衛気は弱かったのでしょうが、風に吹かれる機会が今まで以上に増えたことでますます衛気を損傷し、症状が悪化したのではないかと思われます。
ですからなるべく肌を露出しないで(防御)陰血を補い、衛気を養っていくことで横浜の風にも負けないカラダづくりができれば、症状は段々と緩和していくのではないかと思います。
その2浸出物の増加
浸出物といっても色々ありますが、今回は蓄膿症状
ネバネバ粘着性の浸出物が鼻に溜まる。
その他関係ないような諸症状から痰湿熱がカラダに溜まっているのね、という結果になりました。
痰湿は水のようなもので水ではないカラダにとっては使えないものです。ベタベタネバネバジットリ臭いなどのあまり嬉しくないイメージです。水道管のヘドロみたいなものです。
慢性鼻炎とかって体質だからと片付けてしまう方も多いのですが、この場合は北方面の乾燥した地域から横浜へ引っ越してきています。
そして食生活は全体的に濃い味で横浜のそば汁では薄いらしく、醤油を足す程。
ご自分で作る食事も濃い目、白いご飯だけでは食べれないと・・・まぁまぁこゆいこゆい味覚の持ち主です。
濃い味の食事は痰湿を生みます。乾燥している地域では少しくらい濃い方がカラダに合っていたのかもしれません。
がここ横浜はどちらかというと海風もあり湿気が多いので、外からの湿の影響も受けます。
そこへ濃い味で痰湿を作り出してしますと外から内から痰湿痰湿痰湿のオンパレード♪
痰湿はベタベタネバネバジットリなので、流れも悪くなり、長く留まればそこで熱が生じ、鼻ならばドロ~とした黄色い浸出物が鼻水として出てくるでしょう。
ですから、食事は極力淡い味、えーー足りないよーと思うくらいの薄味をお薦めしています。
味って学習なので、始めはえーーーと思っても段々なれてくるものではないかと思います。
結婚すると、旦那さんは奥さんの味付けに染まっていくといいますからね。
簡単に書きだしてみましたが、日本列島とはいえ地域によってずい分とカラダへの影響は違うものなのだ!ということです。
長いこと南で過ごした方が北へ引っ越して、子供の頃から大好きだったからとゴーヤモリモリ食べていたらたぶん冷えの症状が出るでしょうし、長いこと北の寒いところで過ごしてきた方が南へ移り住み習慣的に体を温めるものをモリモリ食べていたら熱症状が出ることでしょう。
その土地で食べ継がれてきた食物にはその土地にあった性質があるので、「カラダにいい!」という流行の情報だけで取り入れるのもどうかな?と思います。
家族の都合とかで気が進まない引っ越だったりすると、体の調子を崩す方もいらっしゃいます。
この土地が自分に合わないからだ!と毛嫌いしてしまうこともあり、それがストレスになって益々症状悪化!!という例もあります。
風習が受け入れられないという場合もありますが、体を風土合わせることで解決することもあるかもしれませんね。
そこから今自分がいる場所が好きになって充実した時間を過ごせるかもしれませんよ。