五臓を知ろう!第一回目は「脾」
私達のカラダは気・血・水に養われています。
気・血・水の元となるのが、口から咀嚼して頂く食物です。
そしてその食物を気・血・水に作り変えるのが脾の役割。
気・血・水の充実の第一歩は脾!
脾は五行の土に属していますが、母なる大地とも言われます。
土壌が荒れたり、枯渇していては食物が育たないように、カラダも養われないのです。
脾がまぁまぁ元気ならば、カラダの不調も立て直し易く、病も治りやすく、老化も加速しないと言えると思います。
まずは元気に食べれるか?食べられないか?
ここが健康・健美・健幸へのわかれ道
- 朝食は食べられない、またはドリンクのみ
- 食べるとすぐ満腹感
- ちょっと食べ過ぎるとすぐ下痢するまたは日頃から軟便傾向
- 食べると眠くなる、だるくなる
あれ?思い当たる(-q-〆)というあなた・・・ちょっと脾が弱っているかも
食べられる、盛り盛り食べている
と言っても、脾にとって“それは負担になるから良質なエネルギーは作れないよ~”
というものがあります。
それは冷たいものや生ものの摂りすぎ&甘い物の摂りすぎ
脾は食物を作り変える作業に熱エネルギーを使います。
そこへ冷たいもので冷やされてしまうと・・・熱エネルギーが弱まり、良質なエネルギーに変わるどころか、不要産物となってカラダに蓄積してしまいます。
・・・―(ll゚Д゚;;)―
野菜はサラダでOKと思っているあなた!要注意です!
甘い物
チョコやクッキー、和菓子やケーキのことだけではなく、おにぎり、パン、丼ぶりなど単品の手軽さで食事を済ませることも多いと思いますが、炭水化物は甘味です。
天丼やカツ丼も衣が小麦粉なので、炭水化物多になりますね。
甘いものは脾の属する土にとって元気をつけてくれる五味のひとつです。
しかし何事も摂りすぎればなんとやら・・・で偏って摂りすぎると脾を傷つけますので気をつけたいところです。
盛り盛り食べられるから、脾は大丈夫(^.^)と思っていても上記のように知らず知らずに脾を弱め、食事を抜いたりしていないのに・・・だるい、疲労が取れない、横になりたい、起きれないという人は良質なエネルギーを作れていない場合もあるので、要チェックd( ̄  ̄)です。
その他の脾の役割
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- 上に引き上げる力
脾には栄養物を上部に持ち上げたり(後に登場する肺や心は上部にありますのでね)、内臓を持ち上げたり、肌肉もそうです。
弱まると…垂れます。 - 血液が血管から漏れ出ないようにする役割
血管から血液が漏れては使いものにならずに大惨事です。これを守っているのが脾なのです。
弱まると…あれ?こんなところにアザが∑(゚Д゚)とか月経がダラダラ長引くとか - その他四肢(手足)、肌肉、唇と関連し、湿を嫌うとあります。
脾が健康であれば、四肢はよく動き、肌肉は弾力があり、唇は潤い締まりよく唾を飛ばすこともないでしょう。
湿を嫌うので、今この梅雨時期に調子が悪くなりやすく苦手。
- 上に引き上げる力
はてさて?あなたの脾はいかがでしょうか?