単なる日記、自分記録用です。
マシューボーンによる「赤い靴」 昨年日本公演も予定されていましたが残念ながら公演中止。がっくりしていたら映画化されたぁー!
マシューボーンといえば、私の中ではスワンレイク。最初に観た時の衝撃ったらなかったです。そしてスワンレイク初演時に主役を演じたアダム・クーパーが出演するということでも楽しみにしていた作品だけに嬉しい。
アダム・クーパー、リトルダンサー(大好きな作品)で主役の男の子が成長し、最後舞台袖で出番に備えているという役だけで出演していますが、スワンレイクのお姿で凛々しい。ミュージカルもされていて多彩だが、今回風格ある立ち姿をみてやはり素敵なバレエダンサーなのです。
「赤い靴」メインテーマは愛VS芸術、そしてキャリアVS愛
ダンサーになることを夢見る少女ペイジが恋人クラスターとの愛を取るか?ペイジ失くして(恐らく)芸術的達成を得られないとするダンスプロデューサー・レルモントフの欲望と共に芸術を取るのか?ペイジは愛と芸術の間で悩み最後には錯乱して身を投げるというお話。
ディアギュレフとニジンスキーをモチーフにしていると言われる赤い靴。芸術に取りつかれた者たちの生き様は複雑だ。
結局最後、ペイジは身を投げて終わるが、これも事故なのか?自殺なのか?わからない。皆が悲しむ横で赤い靴を握りしめてたたずむレイモントフの姿が妙に印象的。ここに至るシーンの前にバレエシューズを履いた足の像を握りしめ愛おしんでいた彼の姿からも芸術に対する欲望が伝わってくる。演じているのがアダム・クーパーだけに舞台での存在感か?すごく印象的だった。
勝手に自分の流れではリトルダンサーは無邪気にひたすら踊ることだけを楽しんでいたのに、大人になって傲慢な執着心で一人の人間の死も見えなくなってしまうのか?なんて思ったり。いつから人間は無垢な心を失ってしまうのだろう。作品としては全然関係ないです。
赤い靴はダンスに魅了されたペイジ自身の執着でもあり、芸術に執着したレルモントフでもあるのだろうが、結局は人間の執着を表わしているのではないかと感じた。
今持っている執着を捨てたとしても執着という意識は対象を変えて赤い靴のように自分の中で踊り続けるのだろう。人間は神ではなく弱い生き物で完璧ではないからこそ人間。アダム・クーパーの姿が最後それを表わしていたような?ちょっと不気味ささえ感じた。
自分の中で何が執着なのか?そこから学ぶこともカルマでありそこから成長することもカルマであり、また生まれ変わり次のカルマと向き合うを繰り返す。死と再生。やれやれ。最近カルマとか前世とかそんな話をしていたこともあって、ちょっと考え深い映画だった。
マシュー・ボーンは違う解釈でこの映画を作っているな、とは思う。
人間臭いところをうまーく作品にして、現代風に作り、どうよ!みたいな感じかしらね。
バレエの舞台そのままの映像ではなく映画として見せる舞台なので、演出・踊りも照明舞台装置音響も素晴らしかったです。ご興味のある方は是非是非。
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